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2013年11月18日 (月)

四俣山

今日、11月17日。TBSテレビ、噂の東京マガジンで、

噂の現場に西上州、荒船山の特集を放送してました。

あそこも数年前に登りましたが。マウンテンバイクの一団とか、マイクロバス

の団体とか、何だか、この頃は観光地化?してるみたいで、

静けさの西上州とは、かけ離れて来ました。(荒船は)

転落事故が続いた為、避難小屋も一時閉鎖みたいな記事も見ました。

200mの断崖絶壁、西上州の山々は、こんなのが多くて、

人間、怖いもの見たさに、崖を覗き込みたくなるものです。

でも、岩頭崩れたら、お仕舞よ~って、一瞬思うので、

余り際までは、行きません。突風も怖いし。

 さて、11月9日、友人のYさんと群馬百名山、四俣山に登りました。

この日は、今年一番の冷え込みになるとの予報でしたが、

5度~15度位で、山行には、ちょうど良い気温。

天気もまずまずでした。

 R254を下仁田方面へ進むと、神農原付近から

見える、奇異な山容。

Yotsumata_kanatake_hp


右のツインピークが鹿(かな)岳。左のほぼ左右対称の

均整のとれた山が、四俣です。通称下仁田富士。

その名の通り、四つのピークを持ちます。

いづれも、1000M程のいわゆる低山といわれる山ですが、

「山高きがゆえに、尊からず」のたとえ通り、

ここらの山は、名だたるピークは、麓の集落の御嶽さんが祭られている

神様の領域です。

「地質学的には、特異で、秩父古生層に属し、

地盤は岩盤で、地震には非常に強い。

山並みは、山脈では無く、それぞれが独立した

ピークを持つ、クリッペと呼ばれる」

と、中学の頃、理科の先生が、説明してました。

授業と関係ないのに、余程説明したっかったんでしょう(爆笑

 南牧村に入りいよいよ山が近づいて来ます。

小沢橋には、黒瀧山などの案内板もあり、

ここを右折です。小沢、宮室にも、登山道はありますが、

今回は、長久保より入ります。

四俣の案内表示のある、辻を、駐車場目指して左に行くと、

川沿いの2台くらい止められる、ベンチのあるところまで

来てしまいました(ガイドブックにも書いてありますが)。

通り過ぎてしまったようです。

しかし、ここも先客あり、更に上に行くと、鹿岳の駐車場へ。

いったん戻り、辻を右折、しばらく進むと、集落が途切れ、

「あれ~?」という感じですが、車が何台か見えるので

行ってみると、あのオブジェがお出迎え、

ここが、地元の人が好意で提供してくれる駐車場ですね(感謝です)。

ここも、4台駐車可とありましたが、どうやら、仲間同志らしく

縦列で4台止めてくれていて(マナーがいいですね。)

隣に別に1台、その隣に何とか止めることが出来ました。

13110939

段々畑の小道は綺麗に手入れされ気持ちが良いです。

13110934

やがて谷が狭まり

清流と滝が現れました。

13110935
マイナスイオン効果?心地良いです。

更に上ると、馬頭尊の石碑が、

古の村人は、険しい峠を越えて隣村と

行き来してたのでしょうか。遭難した馬の

供養碑でしょうか?

1311091

更に歩を進めると、杉山の中に段々畑の

跡らしき石垣が続きます。

かつては畑だったのでしょう。

しかし、空手で登るのも、アヘアへなのに

蒟蒻背負ってここまで来るのは、本当に

大変だったろうな(馬も)。

やがて、鹿岳と別れる分岐(まめがた峠方面)を右に行くとやがて、視界が開け

驚いた事に、段々畑が・・・。こんな奥で、まだ畑している人が

いるんだなあ。

13110933


ここから先は、山容が示す通り、45度位の急登をつづら折に登る。

しかし、原生林は綺麗だ、笹も灌木も無くどこでも通れそうだ。

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獣道もくっきり、多分鹿じゃないかな?

隣が、鹿岳だし、鹿の追い落とし猟してたらしいし。

ひと汗かいた所で、大天狗の分岐へ。

1311096


こちらの石像は、30cm位の小像でした。

どこが大天狗?

1311095

こちらも50cm位。数年前の写真では、

並んで移ってますが、今は離れ離れですね。

1311094

ここは、5M×10M位の平地があります。

明治時代に行者が住んでいて、

山に入る人のお世話していたとか。

1311093

小沢方面の道。

ほぼ平行に走る道はどっち方面へ下るのか?

下郷方面は通行止め、数年で踏み跡すら

消えてしまうのですね。

ここからは、尾根歩きになり、少し楽になるのですが、

林間に鹿岳を見て、

1311098


いざピークまで50Mという辺りから、

更なる急登に。

13110910

明王像が鎮座。「お邪魔します。」と、お参り

落ち葉に隠れた、小石に足を取られることもあり

気を付けないと。俗に心臓破りとか胸突き八丁とか

いうやつですね。

そして、1のピークへ。まめがた峠から来た人は

4のピークと記述してますが。

13110915

この石像も、剣を持ってます。頭に何かの顔が

あるようですけど、怒りの表情は、なんでしょうね。

ここで、大休止。暖かいコーヒー飲んで周りの景色を

ゆっくり楽しみました。

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2のピーク

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下仁田方面。

 少し下り、2のピークへ向かいますが、急斜面の

トラバースルートです。ロープが張ってありますが、

気を付けるに越したことはありません。

2のピークでは、カラス天狗がお出迎えです。

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頂上は、畳縦2枚分くらいの狭いところに

神官らしき像が

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ここから、P3へ、突然様相が変わります。

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狭い。崖に足を取られそうだ。

ロープに捕まり。

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3のピークへ

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こんな下りも、ロープに捕まっても、振られる

事がある。

4のピークは石宮がありました。

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いい景色だなー。赤城、榛名、上信越国境の山々

ちょっとガスッてるけど一望です。

鹿岳見ながら、山ラーメン、山おにぎりで

昼食、曇ってきて、少し冷えて来たので

暖かいものがうまいです。

Yさんがストーブ持ってきたので、お湯沸かして

熱いコーヒー入れました。



さて、さて下りは、登りがあれだから、急降下だろうと思いきや

ほとんどロープ。西と東じゃ、山容が違うじゃないか。

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尾根伝いの露岩。

足元がいいのが救いです。

プロトレックで高度見ながらなので、おおよその

目安は付くのですが、200M一気に下ります。

楽しい様な飽きるような・・・。

頂上ですれ違ったおじさん、ここ、登って来たんだね。

難儀でした。

まめがた経由でなくて正解でした。

なんて言ってるようじゃ、まだまだかね?

峠のコルに到着、やれやれ。まるで公園の様。

13110930
ここから、鹿岳縦走コース、

何だかこの2座は、セットの様ですが。

わたしゃとてもとても・・・。6年前鹿岳入ったけど

長い急登でえらいくたびれました。

山師の皆さんは超人ですわ、いや変体かも?

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杉山を下り、

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もうすぐ、終点です。

イヤー、変化に飛んだ好い山でした。

それ程疲れもせず、紅葉もちょうどいい所だし。

今度は、岩つつじの頃来たいですね。

ずっと、不思議に思ってましたが

石仏、石像の皆さんは、カラス天狗以外

皆、鹿岳(北西)方向向いてる気がするんだけど

あれは、何かいな?この山奥が深そうだ。




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