チャンドラーなんぞ、ブルじゃねー。
そんな話が聞こえたひと昔前。
栽培していると、意外といい面もあったのだが。
1 まず大きい。
2 小粒でも他品種の大粒くらいあるので
摘み取りがはかどる。
3 完熟すれば甘い(これは反面大いなる欠点でもある)
では欠点。
1 完熟しないとスッパ。
2 痛むのが超早。
3 大きい故、ダメージが大きい。
それでも、直売では、話題性とかの点で
良く売れていた。まあ、
「今日はチャンがあった。大き~」
みたいな、お客さんは楽しいかもしれない。
しかし、生産者は、かなり気を遣う品種だ。
その割に、思うほど高くは売れない。
それが、今年は、最悪です。
この半月、日差しがほとんど無い。
甘くない。ギリギリ熟度を上げようとするが
高温多湿で痛みが激しい。多少の傷など日照があれば
乾いて傷が塞がるが、ぐちゃぐちゃになって
蜂やハエの温床になる。
今年初めてのことだが
ミツバチの大群が押し寄せている。
果糖を吸っているようだが。
まあ、きゃつ等には春の受粉をしてもらってるので
分け前をやろう。
しかし、餌集めに夢中で、指に停まったり
多少触れても平気だ。蜂も巣をつつかなければ
それほど危険でも無い様だ。
結局、チャンも、スパも当地にはそれほど重要な品種では無いと
感じる。スパの時期は、鬼居るがあるし、最初はやや酸っぱい
いい感じになるころ、気温が上がり、日持ちが悪くなる。
これも、むづかしい品種だ。
で、チャンは、先週500Gほど摘んだだけで
昨日はほぼグチャグチャ。
まあ、話のタネくらいで、主力からは外れるだろう。
甘くもないので
お徳用パックにタ~ップリいれて出荷。
まあこの大きさ、見栄えは良い。
小粒でも甘い時。レベルの様な特大が混ざっている時
お客さんも攪乱されてるだろうけど、決して悪い品種では
無いのでお得なんです。
大体、うちは甘い品種を選抜して育てている。
うちが今一なら、他所(同一地域内)も今一だろうし。
ひどい所は、自分の生産している品種もわからないとか。
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